準備運動での静的ストレッチの効果

運動前の静的ストレッチ(力の発揮において、筋腱単位の過度なスティフネスは重要な要素になるため、柔軟性の過度な増加は力とパワー発揮能力を低下させる)

等尺性筋収縮と静的ストレッチ
多くのアスリートは、スポーツ活動に参加する際に、軽いジョギングと静的ストレッチングから始め、最後に競技特異的な活動へ進みますが、このようなウォームアップの実施は、様々な速度における等尺性筋力や動的筋力の減少が原因で起こるパフォーマンスの低下と関連づけられています。

 

ストレッチの生理学的作用(受動的なストレッチを10分行うと速筋である指伸筋のAkt活動が有意に増大し、機械的張力が、速筋線維内のAktを活性化する仕組みに関わる可能性がある)

 

等尺性筋力と動的筋力
等尺性筋力は動的安定性に意味を持ち(可動性にも直接影響を与える)、一方、動的筋力はパフォーマンスにとって最も重要になります。

 

複数の研究から、エクササイズ前の静的ストレッチングは、低速・高速フォースの運動(パワーリフティングなど)や高速・低フォースの運動(垂直跳びやスプリントなど)にマイナスの影響を及ぼすことが明らかになっています。

 

長時間のストレッチングは筋腱単位の柔軟性を過度に高めることを示唆しています。

 

※注意すべき点として、パフォーマンスに対する静的ストレッチングの影響を調査した多くの研究において、長めのストレッチングや高強度エクササイズの直前に行うストレッチングは、典型的な競技前のウォームアップとは異なります。

これらの要因を考慮すると、青少年アスリートのトレーニングプログラムに静的ストレッチングを取り入れることは、個人レベルで検討しなければなりません。

 

尾山台・等々力・九品仏・大岡山 IC2ピラティススタジオ

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