イメージが筋肉を強くする

遠心性コピーとは

実際の運動と運動イメージの脳活動は等価である」という事実です。

 

多くの研究からこの事実は分かっていて、その例として健常者を対象に最大筋収縮での小指外転の運動イメージを4週間行うと22%の筋力増強効果を認めた。
 

健常者を対象に最大収縮での足関節背屈の運動イメージを4週間行うと約17%の筋力増強効果を認めた。などといった報告があります。

 

このように、運動イメージと実際の運動を実行する際の脳活動は大きく変わらないことから、運動の回復を行っていく我々セラピストは大いに活用できるツールになるというわけです。

 

では運動イメージとは実際にどのような機序で機能しているのでしょうか。

実は運動イメージもたださせれば良いというわけではないのです。

 

というのは運動イメージには大きく二種類存在するからです。

①筋感覚イメージ(一人称イメージ)
②視覚的イメージ(三人称イメージ)

 

①筋感覚イメージ(一人称イメージ)とは
これは、まるで自分が動かしてるようにイメージすることで、自分の四肢がリアルに自分目線で動いている感覚をイメージすることです。

②視覚的イメージ(三人称イメージ)とは
こちらは、他者が行っている運動を見て、イメージしているような状態で自分の四肢がリアルに動いているというよりかは、他人が運動しているイメージを想起するといった状態です。
 

この場合、冒頭で述べました実際の運動と等価である脳活動を示す方は「一人称イメージ」の方です。

 

つまり、訓練の中でより具体的に自分の一人称の運動イメージを引き出せることが運動機能回復のキーポイントになってくるのです。

 

尾山台・等々力・九品仏・大岡山 IC2ピラティススタジオ

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